株式会社フロム・ソフトウェア

ビルド時間を1/4に短縮し、ゲームの開発サイクルの効率化に成功

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会社紹介

株式会社フロム・ソフトウェアは、1994年発売の『KING’S FIELD』を皮切りに、様々なゲームを世に送り出してきました。一過性の流行を追うのではなく、作る価値があると思えるもの、遊んでくれる人が本当に楽しめるものを作る、という理念を支えるために、エンジニア達は様々な開発環境の改善に取り組んできました。同社では、2006年からIncredibuildのポテンシャルに着目し、開発効率の向上に活用してきました。

2016年発売の『DARK SOULS III』は、大変高い評価を獲得し、Golden Joystick Awards 2016 Game of the Year や PlayStation Awards 2016ゴールドプライズなど、多くの賞に輝きました。ここでは、この『DARK SOULS』シリーズでの開発事例をご紹介します。

課題

今日のゲーム開発では、扱うソースコードの規模が巨大であるにもかかわらず、ソースコードの修正サイクルは極めて短く、コンパイル時間が全体の開発効率に与える影響が非常に大きくなっています。特にトリプルAタイトルでは、求められる最適化の水準も高度化しており、単にハイスペックな機材を使うだけでは充分に高速な開発イテレーションは実現できません。

コンパイル時間は対象ハードウェアや最適化設定など様々な要因の影響を受けます。そのため、単にゲーム全体をビルドしようとすると1~2時間かかる、といったケースも存在していました。コンパイル時間が直接にゲームの品質に影響する、と言っても過言ではありませんでした。

Incredibuildの導入

同社では Incredibuild が既に開発環境の前提になっており、現在ほぼ全てのプログラマが使用し、恩恵を受けています。例えば『DARK SOULS III』では、ゲーム全体をビルドしようとした場合、ソースコードのビルドだけで丸一時間近くを要していました。しかし Incredibuildにより、これが15分以下にまで短縮されました。Incredibuildは、Microsoft社のVisual Studioにインテグレートされているため、作業的には通常のビルドと変わることがありません。

『DARK SOULS』シリーズの開発において、Incredibuildはビルド時間を1/3から1/4にまで短縮するという、極めて大きな改善をもたらしてきました。ビルド時間の短縮はゲームの品質の向上に直結し、フロム・ソフトウェア社が理想とするゲーム開発を実現する上で、Incredibuildは欠かせないツールとなっています。

Incredibuild時間

  • Dark Souls

    2.8 mins
    7.8 mins
  • Dark Souls II

    2.9 mins
    10.9 mins
  • Dark Souls II: SCHOLAR OF THE FIRST SIN

    6.8 mins
    21.8 mins
  • Dark Souls III

    13.2 mins
    54.2 mins
With Incredibuild
Without Incredibuild