仮想化分散処理
仮想化分散処理の仕組みは次の通り。まず並列プロセス群で構成されたワークロードを Incredibuild で実行すると、ネットワークやクラウドに点在するリモートマシンのアイドル CPU に処理が自動的かつ動的に分散されます。これと同時にプロセスを開始したマシンのローカル環境がリモートマシン (Incredibuild 以外はインストール不要) に透過的にエミュレートされます。こうすることで、ネットワーク上のホストマシンをすべてスーパー コンピュータに変換するのです。
未使用の CPU サイクルさえあれば、作業中のマシンにも処理を分散可能。Incredibuild はバックグラウンドで動作するので作業が妨げられたり、影響を受けたりすることもありません。何百台も PC を所有している組織には、相当数の CPU が遊んでいる時間帯がありますが、Incredibuild ならこれを演算能力が必要なワークロードに振り分けることができます。
Incredibuild のプロセスはリモートマシンの安全なサンドボックス内で実行されます。プロセスの実行に必要なものをすべてローカルホストから動的にエミュレートして処理し、アウトプット (標準出力、エラー、リターンコード、生成ファイル) をローカルホストに同期します。